海田町上市(かみち)は広島県安芸郡に属する町です。
この「上市」を散歩しながら探索してみました。
地図はコチラ(東西南北は画面の左右下上に準じます。)
海田町上市の概要
海田町上市はJR海田市駅から徒歩10分の距離にあり、町の北側は日浦山で南側は瀬野川となっています。
上市の東西を安芸山陽道(広島県道274号瀬野船越線)と山陽本線が横断しており、最寄りのバス停は「上市」です。
海田町上市の街並みですが、安芸山陽道の南側は企業の建物や賃貸アパートが点在しており、その間に戸建て住宅があります。
安芸山陽道の北側は戸建て住宅が占めており、日浦山の山麓だけあって勾配が増していきます。こちらには熊野神社・薬師禅寺、御茶屋跡など史跡があります。
御茶屋跡(本陣)
本来は、藩主の公用宿泊施設だったのですが、宿駅の整備・拡充に伴い本陣の役割を果たすようになりました。本陣とは公家・幕府役人・大名などの宿泊施設のことです。
広島藩内には9箇所の本陣がありましたが、海田の御茶屋は770坪もの敷地があって4番目の規模でした。
※後に海田尋常小学校が設置された。
熊野神社
御祭神:速玉男神・伊邪那美神・奥津事解男神
相殿:宇迦魂神 奥津彦神 奥津比売神 大国主神 大己貴神
江戸時代には「新宮」と呼ばれ、宿場町海田市の氏神として信仰を集めました。現在の拝殿は文政8年(1825年)の建築で、県下最大級拝殿の一つです。
頂載(ちょうさい)
「頂載」とは約1.8メートル四方の屋台に直径約21センチ、長さ約13.5メートルの杉丸太を通した巨大な山車です。重さは2.5トンあり、これを50~60人で担ぎます。新町を出発し、二日間町内を練り歩き、熊野神社に奉納されます。(平成27年は実施されていません)
開催日程:10月第2土曜
海田町加藤会館
加藤陽三氏、防衛庁事務・政務次官。今日の海田町繁栄の基礎をつくる。日本の平和と安全のための基礎づくりに貢献するとともに、本町の旧軍用地(進駐軍接収用地)の日本政府への返還を実現させ、その地に企業を誘致することにより、今日の海田町繁栄の基礎をつくる。また海田西小学校の建設に際しての自衛隊幹部宿舎の移転,本町治水の要である尾崎川排水施設新設事業等各般にわたり郷土づくりの先駆者として大きく貢献。
市頭大歳神社
祭神:大国主命、御神体:亀石(亀の形をした岩)
創建:享和年中(1801~1804)
薬師禅寺(広島新四国八十八ヶ所霊場 第五十九番)
十方の信男信女の参詣も多く衆病悉除、七難即滅、七福即生の祈願道場となる。明治四十一年現在地に移転堂宇を建立し、薬師禅寺と称号を改め今日に至る。
海田町上市の今昔(1961~)
昭和30年代・・・道路の道筋、民家の密度などは昔も今もそう大差がないように感じます。
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