薬師禅寺｜安芸郡海田町の薬師如来信仰とひまわり観音の寺

薬師禅寺（やくしぜんじ）は、海田町上市の高台にある静かな曹洞宗のお寺です。その起源は、18世紀に流行した悪病に対して、薬師如来の加護を願って創建されたと伝わっています。この記事では、薬師禅寺の由来や境内の見どころを中心にご紹介します。

基本情報

薬師禅寺の創建は明和6年（1769年）。当時、海田町（奥海田村壱貫田）で悪病が流行し、人々は薬師如来を勧請してこの地に一宇を建立、水月庵薬師堂と名付けました。

薬師如来の霊験により病は退散し、信仰を集めたこの場所は、やがて祈願道場として知られるようになります。明治41年（1908年）に現在の地へ移転し、薬師禅寺と改称。広島新四国八十八ヶ所霊場の第59番札所にもなっています。

境内には、子育水子地蔵尊や六道能化地蔵尊なども祀られ、さらに金色に輝く高さ13メートルの「ひまわり観音」が目を引きます。石製パズルのある鐘つき堂もユニークな見どころの一つです。

（仮：未訪問／訪問後追記と記載）

薬師禅寺は、薬師如来への信仰から生まれた寺であり、地域の人々にとって病気平癒や安寧を祈る大切な場です。13メートルのひまわり観音像や多くの石仏が点在する境内は、訪れる人に安心感と静けさを与えてくれます。今もなお祈願の場として多くの信仰を集めています。